差がつく グルメカタログ-手土産編- “美味しい”手土産 vol.1

2022.03.11

春めく手土産3選

フードライターの藤井存希 ( ふじい あき ) です。
飲食店取材とともに、私のライフワークの一つとなっているのが、“美味しい”のお取り寄せ。
雑誌の連載に加え、百貨店の食品カタログも担当しているので、全国の“美味しい”情報がいち早く届き、お仕事だけでも毎月100点以上の撮影をしています。(厳密にいうと、撮影はカメラマンが行い、私は試食しているだけですが…笑)。

今回から、「美」×「食」に関心の高い皆さんへ、美食のお取り寄せ・手土産情報をお伝えしていくので、気になるものがあったらぜひご賞味を。
前回のお取り寄せ3選に続き、“美味しい”手土産の第一回目は、春めくスイーツをご紹介します。

アガベシロップで自然の甘みを感じる ヴィーガン桜餅

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“春めく手土産”として一番最初に頭に浮かんだのが、「和のかし 巡 (めぐり) 」で春限定で登場する「雑穀桜餅」です。

代々木上原で、オーガニック・ヴィーガン・グルテンフリーを掲げる和菓子店「和のかし 巡」。
体の巡りを促す自然由来の素材にこだわった和菓子が人気で、卵や乳製品、小麦粉、添加物は一切使用しないというこだわりです。

こちらは玄米仕立てで、有機ビーツで色付けし、アガベシロップで自然の甘みを付けているので、ギルトフリーな桜餅。
フレッシュな無農薬ヌカやスーパーフードの有機黒キヌアをアクセントに入れていて、プチプチと雑穀の食感が楽しめるうえ、小さいのに満足感も得られます。

粒あん、なめらか餡、白なめらか餡の3種類があり、4月下旬頃までの期間限定。
[ 商品名 ] 雑穀桜餅
[ 価 格 ] ¥421 (税込)

■ 和のかし 巡 (めぐり)
東京都渋谷区上原3-2-1
03-5738-8050
[ Instagram ] @wa_no_kashi_meguri

ジューシーで甘酸っぱい マシュマロの概念を覆す“ギモーヴ”

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箱を開けた瞬間、誰もが笑顔になる手土産が、「アヴランシュ・ゲネー」のギモーヴを詰め合わせたボックス。
ギモーヴとは、フランス語で「マシュマロ」を意味します。
「え? マシュマロか…」と苦手な顔をする人をたくさん見てきましたが、その概念を覆してくれるのが、こちらのギモーヴです。

ブラックのおしゃれなギフトボックスに、パッションフルーツ&ココナッツ、洋なし&マンゴー、ルターニュ産ラズベリー&バラ、ライム&パセリ、カシス&ダージリンなどと、季節のフレーバーを詰め合わせ。

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フワフワでもっちりとした新食感に加え、卵白を使用せず、濃厚なフルーツピューレを使っているので、噛み締めた瞬間のジューシーや甘酢っぱさは、マシュマロの進化ともいえます。

文京区(春日駅から徒歩すぐ)にある「アヴランシュ・ゲネー」は、ギモーヴはもちろん、ケーキの撮影でご協力いただくこともある、洋菓子の名店。
他にも美味しいスイーツがたくさん並んでいるので、ぜひ一度訪れてみてください。
[ 商品名 ] ギモーヴ 25個入
[ 価 格 ] ¥3,300 (税込)

■ アヴランシュ・ゲネー
東京都文京区本郷4-17-6 1F
03-6883-6619
https://avranches-guesnay.com/

季節を運んでくれる かわいらしい上生菓子を携えて

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最後は、季節の訪れを感じさせてくれる、上生菓子をご紹介します。
春を呼びこむ上生菓子は、可愛らしいウグイスを象った、こしあんの練り切り「春告鳥(はるつげどり)」。
赤と白の道明寺を張り合わせて白い梅あんを包んだ道明寺「梅花餅(ばいかもち)」も、この時期限定。

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ともに、世田谷線宮の坂駅徒歩3分の線路沿いに構える和菓子店『まほろ堂 蒼月』のものです。
世田谷線沿線の車窓から見るたび、のれんの前に人が列をなしていて、気になってお店へ伺ったのが2年ほど前。
店頭には季節ごとの可愛らしい上生菓子が並び、若手の女性スタッフが白い割烹着を着て接客する様子は、なんとも和菓子屋さんらしい光景です。

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これからの時期は上生菓子で表現される藤の花やツツジがとても可愛らしくおすすめ。
(「まほろ堂 蒼月」公式HP内に、過去の和菓子が画像付きで紹介されています)

季節をお届けできる和菓子の手土産、ぜひ活用してみてくださいね。
[ 商品 ]
春告鳥 ¥300(税抜)、梅花餅 ¥170 (税抜)

■ まほろ堂 蒼月
東京都世田谷区宮坂1-38-19
ウィンザーパレス103
03-6320-4898
[ Instagram ] @mahorodou_sougetsu
&meal banner_meeth.jp@2x.png
WRITER
藤井 存希 - Fujii Aki -
editor/writer
大学時代に受けた官能検査で旨みに敏感な舌を持つことがわかり、国内・国外問わず食べ歩きを続けること20年。出版社を退職後、雑誌やwebで食にまつわる記事を執筆中。 年間600食以上外食でも、おいしいもののために足を使って情報を集めるため、高校時代から体重が変わらないのが唯一の取り柄。