差がつく グルメカタログ-お取り寄せ編- “美味しい”お取り寄せ vol.7 「パンのおとも」をお取り寄せ。

2022.08.30
フードライターの藤井存希です。
飲食店取材とともに、私のライフワークの一つとなっているのが、“美味しい”のお取り寄せ。
雑誌の連載に加え、百貨店の食品カタログも担当しているので、全国の“美味しい”情報がいち早く届き、お仕事だけでも毎月100点以上の撮影をしています。(厳密にいうと、撮影はカメラマンが行い、私は試食しているだけですが…笑)。

【meeth】オウンドメディアでは、「美」×「食」に関心の高い皆さんへ、美食のお取り寄せ・手土産情報をお伝えしていくので、気になるものがあったらぜひご賞味を。

今回お取り寄せするのは、「パンのおとも」です。
一般的に「お取り寄せ」といえばスイーツやお惣菜が主流ですが、バターやジャムの世界でも、お取り寄せの進化は目まぐるしく起きているんですよ!
“美味しい”はもちろん、あっと驚く斬新な見た目のバターから、TV番組の「外国人が絶賛!ジャパンフードベスト40」に選ばれたジャムまで、ギフトにも喜ばれる「パンのおとも」をご紹介します。

日本初のバター専門ブランドが作る、函館直送の“アレ”を乗せたバター。

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この見た目……そうです。
本物のウニが乗ったバターです。

ここ数年、バター界では「ウニバター」がトレンドですが、百貨店や高級スーパーなどで見かけるのはたいてい、瓶に入った“ウニ風味”のバター。
が、こちらは「重量の60%がウニ」という“ほぼウニ”であるうえ、トッピングには函館から直送された生の塩水ウニを使用した、「極生グルメうにバター」です。

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バターのベースに使用しているウニは、色が濃く味わいも濃厚なバフンウニ系のウニを、醤油とみりんで味付けし、低温加熱して加工。
トッピング用のウニは、函館から届いた塩水ウニを使用。
ムラサキウニ系は色が明るめでしっかりとした風味が特徴です。

冷凍の状態で届くので、冷凍のまま使用する分だけ切り分け、残りはすぐにまた冷凍保存。
HPには「お刺身といっしょに、温かいごはんにのせて、パスタにからめて、パンのおともに……」と記載があり、さまざまな料理に寄り添う万能さも魅力です。

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遊び心あるプレイフルなバターを作っているのは、『CANOBLE / ナショナルデパート』。

「唯一無二のプロダクト、唯一無二の体験」というコンセプトのもと、CADソフトと3Dプリンターを使用し、なんでもバターで作ってしまう、注目すべき日本初のバター専門ブランドです。

例えば、エビ天の形をした(!?)「バターの天ぷら」や、
寿司の味の要素をネタ・サビ・シャリの3つに分けて一体型に整形し、口溶けの時間差で味わう「THE SUSHI DEVICE」など、HPには楽しいバターの形が盛りだくさん!

お取り寄せがメインですが、現在、目黒区内にある東京工場では不定期営業で購入できる商品もあるそう!

余談ですが、仕事以外の話も楽しげな語り口調で投稿する店主さんのTwitter(@nationaldepart)も面白いので、ぜひチェックしてみてください!
■Products
「極生グルメうにバター!」(70g) ¥4,800(税込)

■Shop
ナショナルデパート
https://depa.stores.jp/
Instagram(@nationaldepart_co_ltd

「持ち帰りたい」という要望から生まれた、シェフが作るトリュフバター。

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お次の「パンのおとも」は、北海道・ニセコのフレンチレストラン『KAMIMURA』で提供していたところ、「持ち帰りたい」という要望があまりに多く、商品化されたという「トリュフバター」です。

フランス産のフレッシュな黒トリュフと、イタリア産の黒・白トリュフオイルをバランス良く合わせたバターは、蓋を開けた瞬間にトリュフが贅沢に香る一品。

それ以外のベースは、『よつ葉北海道』の無塩バターに、世界的にも希有な好条件で育まれる十勝の高品質マッシュルーム「とかちマッシュ」、『白糠酪恵舎』の硬質チーズ「タンタカ」を使用するなど、北海道産の材料に妥協がありません。

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冷凍で届いたら、(上の写真)付属のオープナーを使用して開けるというエレガントな作りも秀逸。
常温解凍して20分ほどで滑らかなテクスチャーになるので、パンだけでなく、クラッカーなどに塗れば、スペシャルな前菜の完成です。

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今回は、同じく『KAMIMURA』で、トリュフバターとともに提供されている人気商品「ポテトフォカッチャ」に付けていただきました。

道産小麦「春よこい」を使った生地に、北海道のじゃがいも「だんしゃく」を練り込んだフォカッチャは、モチモチの食感が特徴で、トリュフバターの豊かなコクと相性抜群。

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自分で買うには躊躇してしまう贅沢なバターですが、ギフトに贈ればきっと喜ばれることは間違いナシですよ。
■Products
「トリュフバター」(85g・専用オープナー付属) ¥3,000
「ポテトフォカッチャ」(1斤300g) ¥800(ともに税込)

■Shop
KAMIMURA
https://kamimura-100302.square.site/
Instagram(@kamimuraniseko

外国人観光客による投票で「日本の食トップ40」に選んだ、知る人ぞ知るジャムの名店。

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最後は、「ジャムは甘くて苦手」という方にもオススメしたい、長野県・野沢温泉村にある『Haus St. Anton(ハウスサンアントン)』のジャムです。

人口約3500人に対して、冬は外国人も含めた述べ60万人の観光客が訪れることから「第二のニセコ」とも呼ばれ、注目を集める野沢温泉村。
この場所でジャム工房を併設する小さなホテル『ハウスサンアントン』は、TV番組の「外国人が絶賛!ジャパンフードベスト40」にも選ばれた、知る人ぞ知るジャムの名店です。

今回は、なかでも人気の「JAM Experiment series」から、2つの味をご紹介します。

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数多の外国人を唸らせたという「砂糖不使用りんごだけのジャム」は、名前の通り、何も足さずにりんごだけで作られたジャム。
今季は、長野県生まれのりんご品種「シナノスイート」だけを使用しているそうです。

通常『ハウスサンアントン』のジャムは、厳選したフルーツと北海道産ビート糖、有機レモンを絞った果汁で作られますが、このジャムは、いったんりんごを搾って煮詰めただけのシンプルなりんごジュースを作り、さらにジュースを煮詰めてシロップにしたもので、りんごを煮るという、手間暇をかけた2段工程。
自然な甘さはもちろん、かけられた手数はすべて味わいに直結しているのを感じます。

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「ネクタリンとカカオニブのジャム」は、桃の仲間であるネクタリンの中から「秀峰」という品種を選び、ペルー産のカカオニブを合わせたジャム。
甘みと酸味のバランスが美しいネクタリンと、カカオニブのカリッとした食感がクセになる味わいで、パンだけでなくパンケーキに添えたり、お肉料理のソースとして食べるのもオススメです。

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送料は、沖縄県以外全国一律930円なので、とりあえず味見をしてみたい方は90gのSサイズから、気軽にお取り寄せしてみるのはいかがでしょうか。
■Products
「ネクタリンとカカオニブのジャム」(90g) ¥800
「砂糖不使用りんごだけのジャム」(90g) ¥950 (ともに税込)

■Shop
ハウスサンアントン ジャムファクトリー
https://st-anton.shop/

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WRITER
藤井 存希 - Fujii Aki -
editor/writer
大学時代に受けた官能検査で旨みに敏感な舌を持つことがわかり、国内・国外問わず食べ歩きを続けること20年。出版社を退職後、雑誌やwebで食にまつわる記事を執筆中。 年間600食以上外食でも、おいしいもののために足を使って情報を集めるため、高校時代から体重が変わらないのが唯一の取り柄。