meeth美肌辞典 - ビタミンD

みなさん、こんにちは。
meethラボスタッフの中井です。
本日はビタミンDについてお話します!


ビタミンDは脂溶性のビタミンです。
ほかに脂溶性のビタミンは何か覚えていらっしゃいますか?

正解はビタミンAです。
ビタミンAについてはこちらの記事で解説していますので、ぜひみてみてください!

つまりは、ビタミンAと同様、体の中にたまっていく栄養素です。

ビタミンDはどんなビタミンかというと、
カルシウムの吸収を促進してくれる役割があり、骨の生成に関わっています。
健康面でもとても大事なことですが、実は美容の観点からも、骨の健康は大事なんです。
骨が健康でなくなり、もろくなったり縮んでしまうと、皮膚がたるみ、しわができてしまうという問題が....。なので、骨の健康を保つことが、お肌を若々しく保ち、美肌へつながるのです。
また、ビタミンDはコラーゲンの生成に深く関わりがあります。美肌と結びつきがあることがわかりますね。コラーゲンが不足してしまうと、お肌のハリ・弾力がなくなってしまいます。

他にも、ビタミンDは肌のバリア機能を整えます。セラミドの記事でお伝えしましたが、バリア機能を整えることで、お肌の水分の蒸発を防いでくれたり、大気汚染や摩擦などの外的刺激からお肌を守ってくれます。

さらに、ビタミンDは糖の代謝にも関わりがあるため、糖化を防いでくれたり、糖尿病のリスクを減少させる効果もあります。

すでに効果満載のビタミンDですが、それ以外に、抗菌効果のあるペプチド(カテリジン・ディフェンシン)を生成できるため、免疫機能も高めてくれる働きも。
ウイルスや細菌への免疫機能を高めたり、調節する効果があるので、アレルギーや花粉症でお悩みの方にもおすすめです。
この時期、すでに花粉症の方の戦いは始まっているはず。お肌も荒れやすいこの季節に、ビタミンDはかなり重要ですね!


ちなみに、ビタミンDはどうやって作られるのかというと、
実は、ビタミンDは体内で生成することができるんです。
他のビタミンはほとんどが体内で生成できないため、ビタミンの中でも稀有な特徴といえます。

生成の方法は、ずばり「日光浴」です。
なので、日焼け止めを毎日使用する方は体内でビタミンDが生成されず、特にビタミンD不足になりやすい傾向があります。
しかし、美肌を育むためには、紫外線ダメージを防ぐことがとても大事.....なので、食べ物やサプリでの積極的な摂取がおすすめです。
日光浴といえば....
最後にご紹介したいビタミンDの特徴は、“セロトニン”という自律神経ホルモンの分泌を調整する働きがあることです。
セロトニンは精神の安定や平常心、安心感をもたらしてくれることから“幸せホルモン”とも呼ばれています。心身の健康はお肌にも直接大きく影響しています。
セロトニンは、屋外での日光浴によって分泌されるので、15分程度の日光浴もたまに取り入れてみてください!

このように、美容に関してはあまり耳にすることの少ないビタミンDですが、美肌になるための大事な栄養素の一つです!


最後に、ひとつ注意点ですが、冒頭でもお伝えしたように、ビタミンDは脂溶性ビタミン。
ビタミンDを過剰に摂取しすぎると、食欲不振、体重減少、多尿、不整脈などの非特異的な症状を引き起こす可能性や、さらに深刻なことに、カルシウムの血中濃度を上昇させ、血管や組織の石灰化を引き起こし、その後、心臓、血管、腎臓に損傷を与える可能性があるので、注意してくださいね!

と、最後に怖い注意点を言いましたが、過剰接種しなければ素晴らしい栄養素なので、容量を守って取り入れてみましょう!
WRITER
Rinoko Nakai
大阪出身。大学で化学を専攻しており、meeth入社を機に上京。 touch up lab スタッフとして働きながら、meethの商品開発にも携わっています。 美肌を支えるスキンケアアイテムをたくさん開発したいです。 美容とワインが好き。