きれいの手びき #010 〜夏本番前に心身の準備を〜

2023.07.21
あなたの美しさをつくりだしている源はなんですか?

おいしいものを食べたり、可憐な花を見たり、ふとした人の優しさに触れたり、はたまた「推し」の動画を見たり……。
朝夕のスキンケアとともに、薄いミルフィーユを重ねるように、心が動く日々の小さな幸せも、きっとその要素になっているのではないでしょうか。

このコラムでは、そんな「美しさの源」になるような、毎日の暮らしで実践できるシンプルなアイデアや、季節のミニ知識をお伝えしていきたいと思います。

いよいよ夏モード、準備はできていますか?

日々、暑さが増して本格的な夏を感じる7月。体も心も夏モードに切り替える時期です。長雨で外出しづらく、運動不足になっている人も多いのでは。私も大好きなウォーキングが思うほどできず、筋力も落ち気味。しっかり汗を出す機会も減って「なんだか滞っているな」と感じるのが毎年この時期です。梅雨の湿気が体内に残っているような、だるさやむくみも気になるため、いつも以上にマッサージに力を入れるようにしています。
今回は、さらに気温が高くなる夏本番に入る前に、やっておくべき「7月のアクション」をご紹介したいと思います。

1. 運動量を増やして体力アップ
だるさに打ち勝つための体力をつけよう。ただし、汗をかくと体内の塩分やビタミンが消耗されるので、意識的に多めに摂っておく。

2. 豆類を積極的に摂る
小豆は、体内の水分代謝を良くし、むくみや下痢などにも効果があるとされている。女性ホルモンを整え、肌荒れや抜け毛などに効果があるとされる黒豆もオススメ。

3. 水分補給にはお茶を選ぶ
体の強い冷え、のぼせを抑えてくれるのは温かいお茶。プーアル茶はミネラル、日本茶はカテキンやビタミンCが豊富。目的に合わせて飲み分けるのが良い。

4. 気持ちを充実させる
「元気」の「気のエネルギー」を満たすイメージで、心にパワーがみなぎるようなことを日常に多く取り入れる。好きな場所に出かける、好きなものに触れる、好きなものを食べるなど、身近でシンプルなことで良い。

5. デトックスする
半身浴で汗をかく、半日断食する、部屋のいらないものや着ない服を思いっきって断捨離する。

2023年に入って私がとくに力を入れているアクションは「5. デトックス」です。たとえば断捨離。いつもは衣替えのタイミングでいろいろなものを整理しつつ捨てるようにしていましたが、最近はその頻度では物足りず、月に一度、満月から新月に月が欠けていくタイミングで断捨離するようにしています。月が欠けていく(減っていく)ときに合わせているんです。それが終わると、心と体の浄化を兼ねて、神社やお気に入りのパワースポットに行って手を合わせるようにしています。心身ともにスッキリして、気持ちがいいですよ。

皆さんも元気に夏を過ごせるよう、「7月のアクション」ぜひ実践してみてくださいね。



illustration:CHIHIRO YOSHII
WRITER
岡村 貴子 - Okamura Takako -
日本第一号のオーガニックコンシェルジュ。現在は企業のウェルネスデザイン研究所の所長を務め「仕事も暮らしも自分のウェルネスは自分でデザインする」ことを推進している。植物療法士、キャリアコンサルタントなどとしても活動する。著書に『おつかれ女子のウェルネス手帳』(幻冬社)、『オーガニック入門』(ソニーマガジンズ)。