わたしをつくる美的小物 vol.10 清水みさと
2023.07.24
vol.10 清水みさと(タレント・俳優)
大学生の頃からサウナを毎日欠かさないといい、昨年発表したお笑いコンビ「サバンナ」高橋茂雄さんとの“サウナ婚”も話題になったタレントで俳優の清水みさとさん。近頃は旅への欲求が強まっているという、清水さんにとっての美的小物を聞きました。
2022年の11月、ロンドンに1カ月間語学留学をしました。映画『ノッティングヒルの恋人』が大好きでずっとイギリスに憧れがあり、突如思い立ったんです。留学もホームステイもしたことがなかったので、ここらへんで一度してみちゃおうかなと。いざしてみると、周りには大人の学生も多いし、私は遅くなかったと気づきました。勢いやノリで行動するのも大事なことだったと。
何か自分の記念になるものを買いたいと思って見つけたのが、このヴィヴィアン・ウェストウッドの指輪です。ロンドンのブランドで、ハードな指輪のイメージがあったけど、これは華奢で毎日つけるほど気に入っています。見るたびに当時の記憶が蘇ります。
大学4年生で長野にひとり旅をしたとき、偶然入ったセレクトショップで出合った伊達メガネです。ずっとかけているのでブランド名も剥げてしまってわからないくらい。もともとすごく目が悪く、度入りのメガネを作ると瓶底メガネになってしまうので普段はコンタクトですが、ファッションアイテムとしては好きですね。
当時の自分にしては奮発した記憶があります。ここでしか買えないものは手に入れたい。ずっと大事にしたいと思えるし、見るたびに記憶が蘇るのは豊かなことだから。
文庫本は必ず持ち歩いていますね。昔から本が好きで、電子版よりも紙派。毎日少しでも本を開くようにしています。集中的に一冊読むというよりも何冊か同時に開いているタイプです。今は旅をしたいモチベーションが高まっているので、高峰秀子さんの紀行エッセイを読んでいます。
最近はおしゃれな本屋さんが増えているので、ふらっと寄って、面白そうなものがあれば買ってみます。すごく昔の本にも新しい発見があるし、時代を超えて私に届くってすごいことですよね。全然知らない人や国の言葉が回り回って、私を感動させてくれるって。だから本は、私を広げてくれる大切なものなんです。
いつでもどこでもサウナに行きたい!そんな私が持ち歩くのがこのセットです。毎日、1日に2回行くこともあるほど、私にとってサウナは日常なので。
サウナって持ち物がたくさん必要で大変だと思われていますが、そんなことないと言いたいんです。手ぬぐいはすぐ絞れるし吸水力も優秀ですから。仕事で初めて訪れる場所があったら、すぐに銭湯を探して行っちゃいます。サウナチャンスは逃したくないですね。
以前〈OUTDOOR PRODUCTS〉さんとサウナバッグのコラボレーションをさせていただいたとき、私のアイデアでノベルティにコインケースを作りました。
ドライヤーに20円とか、コインロッカーに100円とか、小銭が必要になるのでコインケースは欠かせません。銭湯ってお札よりも小銭を使うことが多いので、便利なんです。
私を作っているものという基準で選びました。本もサウナも、全部私の一部になっているもの。内側を育てていくことが、豊かな自分を作るのに大事だと思っています。
指輪もメガネも、大切にしたいものを買う。そこには「モノ」だけではなく「思い」もつまっていると良いなと考えています。自分で対価を払った体験や経験が私には大切。だから本も買うようにしています。
たとえば旅行もそうです。地方や海外に仕事で行かせていただくこともあって、それはとても嬉しいけど、自分でお金を払っていくことも忘れないでいようと思っています。自分で決めて行動することを大切にしたい。
イギリスに1カ月行った経験は自分にとってはすごく大きかったんです。なんだ、海外だって簡単に行けるじゃん!て実感しました。難しいのは「行くと決める」ことで、行ってしまえばなんとかなるんだなって。
やりたいことはやろう、行きたいところには行きたいときに行こう。自分に正直に生きたほうが楽しいと、イギリスで答え合わせができたような気がします。面白いことがいっぱいな人生でありたいから、そうなるための行動を大事にしていると思います。
〈ヴィヴィアン・ウェストウッド〉の指輪
2022年の11月、ロンドンに1カ月間語学留学をしました。映画『ノッティングヒルの恋人』が大好きでずっとイギリスに憧れがあり、突如思い立ったんです。留学もホームステイもしたことがなかったので、ここらへんで一度してみちゃおうかなと。いざしてみると、周りには大人の学生も多いし、私は遅くなかったと気づきました。勢いやノリで行動するのも大事なことだったと。
何か自分の記念になるものを買いたいと思って見つけたのが、このヴィヴィアン・ウェストウッドの指輪です。ロンドンのブランドで、ハードな指輪のイメージがあったけど、これは華奢で毎日つけるほど気に入っています。見るたびに当時の記憶が蘇ります。
伊達メガネ
大学4年生で長野にひとり旅をしたとき、偶然入ったセレクトショップで出合った伊達メガネです。ずっとかけているのでブランド名も剥げてしまってわからないくらい。もともとすごく目が悪く、度入りのメガネを作ると瓶底メガネになってしまうので普段はコンタクトですが、ファッションアイテムとしては好きですね。
当時の自分にしては奮発した記憶があります。ここでしか買えないものは手に入れたい。ずっと大事にしたいと思えるし、見るたびに記憶が蘇るのは豊かなことだから。
文庫本
文庫本は必ず持ち歩いていますね。昔から本が好きで、電子版よりも紙派。毎日少しでも本を開くようにしています。集中的に一冊読むというよりも何冊か同時に開いているタイプです。今は旅をしたいモチベーションが高まっているので、高峰秀子さんの紀行エッセイを読んでいます。
最近はおしゃれな本屋さんが増えているので、ふらっと寄って、面白そうなものがあれば買ってみます。すごく昔の本にも新しい発見があるし、時代を超えて私に届くってすごいことですよね。全然知らない人や国の言葉が回り回って、私を感動させてくれるって。だから本は、私を広げてくれる大切なものなんです。
手ぬぐいとオールインワンスキンケア。
いつでもどこでもサウナに行きたい!そんな私が持ち歩くのがこのセットです。毎日、1日に2回行くこともあるほど、私にとってサウナは日常なので。
サウナって持ち物がたくさん必要で大変だと思われていますが、そんなことないと言いたいんです。手ぬぐいはすぐ絞れるし吸水力も優秀ですから。仕事で初めて訪れる場所があったら、すぐに銭湯を探して行っちゃいます。サウナチャンスは逃したくないですね。
コインケース
以前〈OUTDOOR PRODUCTS〉さんとサウナバッグのコラボレーションをさせていただいたとき、私のアイデアでノベルティにコインケースを作りました。
ドライヤーに20円とか、コインロッカーに100円とか、小銭が必要になるのでコインケースは欠かせません。銭湯ってお札よりも小銭を使うことが多いので、便利なんです。
豊かな人生をつくるために。
私を作っているものという基準で選びました。本もサウナも、全部私の一部になっているもの。内側を育てていくことが、豊かな自分を作るのに大事だと思っています。
指輪もメガネも、大切にしたいものを買う。そこには「モノ」だけではなく「思い」もつまっていると良いなと考えています。自分で対価を払った体験や経験が私には大切。だから本も買うようにしています。
行ける時に、やれる時に。
たとえば旅行もそうです。地方や海外に仕事で行かせていただくこともあって、それはとても嬉しいけど、自分でお金を払っていくことも忘れないでいようと思っています。自分で決めて行動することを大切にしたい。
イギリスに1カ月行った経験は自分にとってはすごく大きかったんです。なんだ、海外だって簡単に行けるじゃん!て実感しました。難しいのは「行くと決める」ことで、行ってしまえばなんとかなるんだなって。
やりたいことはやろう、行きたいところには行きたいときに行こう。自分に正直に生きたほうが楽しいと、イギリスで答え合わせができたような気がします。面白いことがいっぱいな人生でありたいから、そうなるための行動を大事にしていると思います。
PROFILE
清水みさと(しみずみさと)●1992年生まれ、奈良県出身。タレント、俳優。サウナ・スパプロフェッショナル、フィンランドサウナアンバサダー。日本最大のサウナ検索サイト「サウナイキタイ」のモデル、ラジオ「清水みさとの、サウナいこ?」(AuDee/JFN全国21局ネット)のパーソナリティー。著書に『サウナのぷりンセス』(トラツグミ出版)など。
清水みさと(しみずみさと)●1992年生まれ、奈良県出身。タレント、俳優。サウナ・スパプロフェッショナル、フィンランドサウナアンバサダー。日本最大のサウナ検索サイト「サウナイキタイ」のモデル、ラジオ「清水みさとの、サウナいこ?」(AuDee/JFN全国21局ネット)のパーソナリティー。著書に『サウナのぷりンセス』(トラツグミ出版)など。
*撮影小物はすべて清水さん私物。
photography : Kengo Motoie
text : Nobuko Sugawara(euphoria factory)
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