meeth美肌辞典 - ビタミンE

みなさん、こんにちは。
meethラボスタッフの中井です。
今回で、第7回目となる美肌辞典。
これまで、ビタミンについて続けてA、B、C、Dと取り上げてきましたが、今回は、”ビタミンE”についてお話します!

ビタミンEは脂溶性のビタミンで、「若返りのビタミン」とも言われています。
別名『トコフェロール』と呼ばれており、化粧品にも多く取り入れられています。

ビタミンの水溶性、脂溶性については、ここまで何度か触れてきているので、もう覚えてくださった方も多いかと思います。振り返りたい方はこちらから!

ビタミンEには活酸素を除去する働きがあることから、代表的な特徴として、抗酸化作用と血行促進作用があります。

酸化を防ぐ(抗酸化)ことの大切さはビタミンCの記事でお伝えしましたが、とても大事なのでもう一度!

日々生活していると、お肌は空気に触れているので、酸化してしまいます。
お肌が酸化することによって、お肌が乾燥し、毛穴が開き、そこに皮脂がたまって黒ずみ毛穴の原因になったり、
毛穴の開きがどんどんおおきくなるとたるみにも繋がります。さらに、ターンオーバーが遅くなり、透明感も失われます。

『ターンオーバーが遅くなる』、これこそがお肌の老化に近づくのです。

ターンオーバーが遅くなることによって、不要な角質がどんどん溜まってしまい、お肌の層が厚くなり、お肌がくすんで見えたり、透明感が失われます。
また、出来立ての薄いシミや色素沈着が排出されず、お肌に留まることによって、濃いシミや色素沈着ができてしまいます。

ターンオーバーを整えるために大事なことの一つは、血行を促進すること!

血行がよくなると、お肌の新陳代謝が促され、血行促進によるくすみを防ぎ、透明感のある若々しいお肌になります。
例えば、有酸素運動をすると、身体の血行が良くなって赤くなったり、ほてったりしますよね。
身体の老化、筋力低下を防ぐためには体を動かすことが大事と言われているように、お肌の老化を防ぐためには、お肌の運動(=血行を促進すること)が大切なのです。
(スキンケアや食べ物から必要な栄養素をとるだけでなく、顔の筋肉を動かすことも大事ということになりますね!)
また、血行が良くなると、血行不良による冷え症や頭痛、肩こり、貧血などの症状の解消も期待できます。
お肌の老化を感じる部分として、特に、目元や口元で感じるという方も多くいらっしゃると思います。
部分ケアとしてもビタミンEはおすすめです。
目元は、日ごろスマホやPC、タブレットなどで目を酷使していたり、睡眠不足による血行不良が起こりやすいので、くすみやクマなどが目立ちやすくなります。
口元も血行不良や代謝の不足によりシワやくすみが目立ちやすいですね。
ビタミンEが配合されているアイクリームや部分用のスキンケアでスキンケアで血流や肌の新陳代謝を促すことが大切です。

このように説明すると、ビタミンEの性質はビタミンCとよく似ていますね。
ビタミンCは細胞の外で働くのに対して、ビタミンEは主に細胞内で働きます。
ビタミンCとの併用することによって、内側からも外側からもケアできるので、エイジングケアとしてより効果的です。
それぞれ脂溶性と水溶性のビタミンなので、摂り方に気を付ければ、お肌のためにすごく良い栄養素です。

その他にも、ビタミンEは、保湿成分との相性が良かったり、脂質の含まれる食べ物とも相性がいいので、ぜひスキンケアや食べ物から取り入れてみてください!
最後に、ビタミンEも脂溶性ビタミンなので加熱調理しても栄養素が失われにくく、日々の食生活に取り入れやすいのも特徴です。
しかし、ビタミンEを過剰に摂取しすぎると、出血のリスクを招いてしまったり、吐き気、下痢、筋力低下を引き起こす可能性がございます。
摂りすぎにはご注意ください。
WRITER
Rinoko Nakai
大阪出身。大学で化学を専攻しており、meeth入社を機に上京。 touch up lab スタッフとして働きながら、meethの商品開発にも携わっています。 美肌を支えるスキンケアアイテムをたくさん開発したいです。 美容とワインが好き。