大切な人に「美しさ」を贈ろう vol.3 小嶋喜生・野生

2023.08.07
「美しくなることをいつまでも楽しんでほしい」「こだわり抜かれた安心できるものを使ってほしい」。大切な人には、そんな想いを込めてmeethを贈ってみませんか? パートナー、家族、友達―――。meethのプロダクトをギフトに選んだふたりのストーリーを紹介します。

vol.3 ジュエリーブランド〈Yoi Iniki〉 姉 小嶋喜生(よい)さん× 妹 小嶋野生(のい)さん

田園調布にある〈Yoi Iniki〉の店舗で出迎えてくれたのは、小嶋喜生さん、野生さん姉妹。白が基調の洗練された店内で、黒のドレスをまとう二人は、〈Yoi Iniki〉のジュエリーのように上品で落ち着いたたたずまい。しかし取材がスタートすると、二人の朗らかで明るい人柄が顔を覗かせます。

喜生さん:小さい頃から、夏の間はハワイ・カウアイ島に滞在して、家族で過ごすのが恒例。ハワイでは、小さな貝殻をたくさん集めてアクセサリーを作る文化があって、私も野生も砂浜にはりついて貝殻を集めていました。その頃からアクセサリー作りが好きだったので、自分がつけるためにアクセサリーを制作していたんです。それを見たカウアイ島のあるお店の方から、「とっても素敵だから、自分のお店で売りたい」と言っていただいて。それがきっかけでブランドを立ち上げることになりました。

野生さん:喜生はジュエリーを作るとき、私の体に実際に線を引いてデザインしていきます。机の上で考えているだけでは、体や骨の凹凸って意外とわからない。だから体に沿ったデザインをそなえたジュエリーは、しなやかで体に馴染むんです。姉はものづくりが大好きで、新しいアイデアを常に考えている人。最近も、アクセサリーにとどまらず、鞄やオイルなど、やりたいと思ったことにどんどんトライしています。そんな姉の姿に刺激を受けることも多いです。

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歳の差は6歳。物心ついたときから一緒に過ごしてきた2人ですが、幼い頃の関係性はどんなものだったのでしょうか。

野生さん:子どもの頃の6歳上って結構大きいというか、小さい大人が常に横にいるような感覚でした。憧れの存在だったし、喜生のやることや身につけているものをよく真似していました。

喜生さん:私が野生をからかったりして遊んでいましたね(笑)。私はよく喋るし、気が強いタイプなのですが、野生はわりと控えめでマイペースな性格。でも、二人とも笑いには本気な一面もあって。新しい家に引っ越したとき、子ども部屋が大小2つあったんです。どちらを取るかで喧嘩して、「仮装で相手を笑わせて、笑った方が負け」というゲームをしたこともあるんですよ。

野生さん:どうしても大きい部屋が欲しくて、必死に喜生を笑わせようとした記憶があります。結果的に、ほぼ裸で人魚姫の格好をしたら、喜生が笑い転げて、私が勝ちました(笑)。

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幼い頃の2人の写真や、お揃いのアクセサリー。仲睦まじい姿がうかがえる。

印象に残っている贈り物を聞くと、相手を喜ばせるため、お互いに本気のサプライズを仕掛けたというエピソードを教えてくれました。

野生さん:部屋の取り合いがきっかけで、お互いの誕生日のときは仮装をしてお祝いをするようになったんです。ハロウィンとかでは絶対に仮装なんてしないのに、喜生の誕生日には、ハワイのレストランで、ミュージカル・アニーの仮装をして踊りながら現れたことも。その格好でひとりで車を運転して行ったので、警察に呼び止められないかヒヤヒヤしていました。

喜生さん:この前も、大げんかして「もう私、〈Yoi Iniki〉を辞める!」って野生が言い出して。野生の荷物をまとめるために什器を動かしたら、野生の名前の入った〈Yoi Iniki〉の社員証が隠されていたんです。もともと社員証はないんですけど、野生がわざわざ手作りで作って「やめるわけないでしょ」って満面の笑みで。すごくびっくりしたし、大泣きしましたね。

野生さん:私たち、サプライズに本気なんです(笑)。もちろん、サプライズだけでなくプレゼントも贈りますよ。18歳くらいの頃、姉が「欲しいけど高くて買えない」と言っていたアクセサリーを誕生日にプレゼントしました。

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そして今回、喜生さんが野生さんへ選んだのは、肌に優しい日焼け止め兼下地「Fブライト UV ベース」。

喜生さん:私も野生も、本当は太陽を浴びるのが大好き。太陽から栄養をもらって、心も身体も整えられる感じがするんです。とはいえ、やはり年齢とともに、紫外線による肌のごわつきが気になってきて。太陽を悪いものとするのではなく、ナチュラルな素材でできていて、つけ心地がいいものを選びたいと思っているんです。

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野生さん:ハワイの太陽はとくに焼けやすい気がするので、太陽の恵みを受けながらも、肌は健やかに保ちたいと思っています。だからこのUVベースは着色料を使わないなど優しい処方なのに、SPFやPAはしっかり高いのがうれしいです。

最後に、今後の〈Yoi Iniki〉について伺いました。

喜生さん:最近はパーソナルなことにも力を入れていて、エンゲージリングはもちろん、遺骨を入れたジュエリーや、大切な人の名前を記号化したネックレスなども制作しています。このまえ、父に「 〈Yoi Iniki〉のやっていることは、ゆりかごから墓場まで、って感じだね」と言われて、まさにそういうことだなと思ったんです。願掛けをしたり、お守りのような存在だったり、どこか心のより所というか、その人の生活をさりげなく支えられるようなジュエリーが作れたらと思っています。

野生さん:私は販売を担当しているので、店頭でお客さまと話すことも多いのですが、結婚指輪を買いに来てくださったり、自分へのご褒美として〈Yoi Iniki〉を選んでくださる方がいたり。お客さまの話を聞いていると、人の幸せに立ち会える感覚がして、こちらまで嬉しい気持ちになるんです。そうやって誰かのターニングポイントになる瞬間に華を添えられるような、そんな存在になれたらと思っています。

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<製品情報>
F BRIGHT UV BASE ¥5,500
SPF44・PA+++と紫外線をしっかりブロックしながらもお肌に優しい日焼け止め兼下地。
こちら一本でも、ファンデーションやBBクリームの下地にもご使用いただけます。 ベージュのお色は成分の組み合わせでできた自然なお色で、着色料は使用しておりません。
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PROFILE
小嶋 喜生(こじま・よい)/小嶋 野生(こじま・のい)
姉・喜生がデザインを、妹・野生がモデルや販売などを担当し、2人でジュエリーブランド〈Yoi Iniki〉を運営。2015年、カウアイ島南方山間の小さな町ワイメアにてスタート。ブラックパールやダイヤモンドなどハワイで使われる素材を使用しつつ、人間の体に沿った有機的なデザインが特徴。
Instagram:https://www.instagram.com/yoi.iniki/


photo=Ryo Yonekura
text=Yue Morozumi(euphoria factory)