大人の小粋な贈りもの図鑑 FILE7 アーティスト・大脇千加子さんが選ぶハーブソルトとチャイミックス

2023.04.20

# interview

大切な友人や家族、そしてお世話になったあの人へ。
気持ちを伝えたいとき、どんなものを贈りますか？
受け取った相手を笑顔にするこだわりのセレクトを、贈りものの達人に訊きました。

贈りものFILE7

上：〈Wind for Mind〉／季節のハーブソルト
下：〈Wind for Mind〉／オーガニック・ジンジャー・チャイ・ミックス

Wind for Mind
兵庫県洲本市五色町上堺2460
kokokaze.stores.jp
instagram：@windformind

SELECTOR PROFILE

大脇千加子（おおわき・ちかこ）
2005年にアパレルブランド〈Kitica〉、キッズブランド〈cokitica〉を創設。2016年には新たな創作活動として〈WONDER FULL LIFE〉を始動。染、陶芸、真鍮、漆、織物といったさまざまな分野の日本の職人や作家と協働し、アート作品の制作やものづくりを行う。その他、展示会やイベントの開催、執筆活動やライブパフォーマンスなど、幅広く活動する。
www.wonderfulllife.link
instagram：@wonderfulllife_archives
instagram：@chikako_owaki

食を大切にする友人へ贈るハーブのギフト

日本や世界を訪れて出会った職人や作家たちとともにものづくりをする〈WONDER FULL LIFE〉を主宰する、アーティストの大脇千加子さん。洋服やバッグ、器、カトラリー、ランプなどのインテリアまで、あらゆるジャンルでコラボレーションし、唯一無二の作品をストーリーとともに世に送り出しています。旅で各地のさまざまな銘品に出会ってきた大脇さんが今回選んでくれたのは、淡路島在住の料理家どいちなつさんが主宰する〈Wind for Mind〉の季節のハーブソルトとオーガニック・ジンジャー・チャイ・ミックスです。

「〈Wind for Mind〉との出会いは、友人で音楽家のOLAibi（オライビ）の紹介でした。淡路島のハーブを使って、どいちなつさんが丁寧に作った品々は使うのが楽しくて、味わいも深く、私も自宅にストックしています。日常の食を大切にしている、美味しいもの好きな友人たちへの何気ないギフトとしてわたすことが多いですね」

自然の香りをシンプルに楽しむ

〈Wind for Mind〉では「心と体と魂のための植物」をテーマに、自然農で育てられた淡路島のハーブや瀬戸内海の農産物を使ってさまざまなプロダクトが作られています。年に数回登場する季節のハーブソルトはファンの多い逸品で、その名の通り、季節によって異なるハーブがブレンドされています。2023年春の商品は、瀬戸内海の海水で作った海塩に、淡路島の月桂樹やゆず、ローリエなどがブレンドされています。

「年に数回我が家にお迎えするとき、季節のお便りを受け取ったような気分になるのが素敵だなと思います。ハーブソルトは、五感に響き、毎日の食卓を豊かにしてくれる存在です。その香りを楽しみたくて、シンプルに野菜やお肉にふりかけて食べるのが好きです。ちなつさんは、フライドポテトにふりかけるのもオススメと教えてくれました。食べたらまちがいなくやみつきになりますよ」

もうひとつ、大脇さんが必ず自宅に置いているというのが、ジンジャーなど6種類のオーガニックスパイスをブレンドしたミックス。牛乳と紅茶葉と煮込んでチャイを、砂糖やレモン汁と煮詰めればジンジャーエール用のシロップを作ることもできます。

「ジンジャーが香り高く、とてもスパイシーな味わいが大好き。私はよくチャイを作るのですが、飲むと五感が喜んでいるような、細胞が覚醒したような感覚になるんです。私にとっては唯一無二のスパイスですね。季節の変わり目や、体が冷える時期にもおすすめです。〈Wind for Mind〉の商品を渡した友人たちは、私と同じように虜になって、リピート購入している人が多いですね。こうしたプロダクトの話をきっかけに季節ごとに連絡をとりあうようになった人もいて、今ではそうした会話も楽しみのひとつになっています」

*有料ギフトラッピングの一例

photo：Shinya Miyazaki
text：Yuuki Yamaguchi (euphoria factory)

大人の小粋な贈りもの図鑑 FILE7 アーティスト・大脇千加子さんが選ぶハーブソルトとチャイミックス

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