大人の小粋な贈りもの図鑑 FILE6 フラワーアーティスト・座間アキーバさんが選ぶコーヒーと羊羹

2023.03.24
大切な友人や家族、そしてお世話になったあの人へ。
気持ちを伝えたいとき、どんなものを贈りますか?
受け取った相手を笑顔にするこだわりのセレクトを、贈りものの達人に訊きました。

贈りものFILE6

〈ブルーボトルコーヒー〉/インスタントコーヒー 1,728円 (税込)
〈ブルーボトルコーヒー〉/羊羹 アソート 1,944円 (税込)

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ブルーボトルコーヒー 清澄白河フラッグシップカフェ
東京都江東区平野1-4-8
*ほか、全国に複数店舗あり
SELECTOR PROFILE

座間アキーバ(ざま・あきーば)
東京生まれ、シアトル育ちのフラワーアーティスト。2010年から講師として全国各地を巡りキャリアをスタート。2014~19年に長崎ハウステンボス世界フラワーガーデンショーにて特別展示を披露。2018年には、シンガポールで開催された世界ガーデンフェスティバルに日本代表として出場した。2017年に株式会社「花とんぼ」設立。現在は神奈川県葉山町でアトリエ・ショップを構える。
www.hanatombo.com/

本格コーヒータイムを自宅で気軽に

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可愛らしい花束から空間を彩る大規模なアートまで、幅広い形で花の魅力を伝えるフラワーアーティスト、座間アキーバさん。独自性の光る作品の展示を行うほか、国内外のさまざまな有名企業や施設の装飾を手がけたりもしています。今回セレクトしてくれた〈ブルーボトルコーヒー〉では、日本1号店が清澄白河にできた頃から店舗の生け込みを担当。そのほかのイベントなどでもたびたびコラボレーションしています。

「仕事の縁もあり、日常的に〈ブルーボトルコーヒー〉はよく利用します。お店でプロが淹れてくれたコーヒーを飲みながらゆっくり過ごす時間は至極ですが、いろんなフードやグッズが充実しているので、自宅でも本格コーヒーを気軽に楽しめるところもお気に入り。気取りすぎないけど、気持ちを込めたギフトにもぴったりだと思います。数年前に引っ越したときは、ご近所さんへのご挨拶としてお渡ししました。ブランドの人気も抜群で、皆さん笑顔でとても喜んでくれましたね」

シンプルなパッケージデザインも魅力

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〈ブルーボトルコーヒー〉は、2002年にアメリカ・サンフランシスコで誕生。海外1号店が、2015年に東京・清澄白河にオープンしました。サステナブルであることを大切にし、グリーンビーンバイヤーが吟味した世界各地のコーヒーをラインナップされています。豆は自家焙煎し、ひとカップずつ淹れる「ドリップコーヒー」にこだわっています。

インスタントコーヒーといえば、従来の製法ではコーヒー豆本来の旨味の30%程度しか抽出できないといわれていました。ですが〈ブルーボトルコーヒー〉では、低温でゆっくり時間をかけて抽出し、急冷して旨味を一気に閉じ込める長時間低温抽出製法を採用。個包装されているためいつでもフレッシュで、豆のもつ旨味を余すことなく堪能できます。

羊羹は、昭和25年創業の京都のあんこ屋が手がけるあんこ菓子専門店「都松庵(としょうあん)」とのコラボレーション商品。コーヒーとの相性を考えて作られた、”コーヒーのための羊羹”です。イチジクやくるみを入れ、さらにシナモンとコリアンダーをアクセントに効かせた上品な「オリジナル」のほか、白あんをベースにした「抹茶」、白生あんにチョコレートとバターをミックスした「テリーヌ ショコラ」のアソートなど、いろいろな味が楽しめます。

「〈ブルーボトルコーヒー〉の商品は、パッケージのデザインがシンプルで美しい。値段は手頃だけれど、味わいはとても上品で本格的なところも素敵です」


photo:Kengo Motoie
text:Yuuki Yamaguchi (euphoria factory)