On Beauty: Ayumi Kusumi #2 The Path to Overwhelming Beauty

2023.01.25
雑誌メディアやご自身のSNSを中心に、シンプルで丁寧な言葉と美しい写真で織りなす日常や世界観に注目が集まるエッセイスト久住あゆみさんの連載。


久住さんが考える「美」とは?

On Beauty: The Path to Overwhelming Beauty

自分を磨き続けた先にある「圧倒的な美しさ」について考えてみようと思います。

「圧倒的」という言葉は、少し強い表現ですよね。普通ではなく、別格。
他の誰かと比べることの出来ないその人だけが持つ魅力。見る人をひと目でハッと惹きつけるひと。
私自身、これまでそんな「圧倒的な美しさ」を持つひとに実際に出会ってきました。

海外のガラパーティやプライベートの会などでハリウッド女優やスーパーモデル、世界的なディーバ、いわゆる「美の頂点」とされるようなセレブリティと居合す機会にも恵まれました。みなさん当然のように研ぎ澄まされた一級の美しさを持っています。

最初のうちは、その方々の外見上の美しさに感動していたのですが、回を重ねてだんだん見慣れてくる(?)と「美しいひと」と「圧倒的に美しいひと」の差が見えてくるんです。
後者はなんといっても全身から立ち上るエネルギーが違い、立ち姿や表情から強い意思と自信を感じるのです。 オーラというものがあるのかどうか分かりませんが、やっぱり何か惹きつけられるものがあるんですよね。

それらの正体は一体なんだろう? と。
美しいひとと、圧倒的に美しいひと。その違いは一体なんだろう?とずっと考えていました。

表面的に見るだけでは分からない。
それならばと彼女たちのバックグラウンドや生い立ちなどの背景や考え方、取り組んでいる活動などに目を向けてみると 「やっぱり…!」と共通するものを見つけたような気がしたのです。それは、「自分の道が見えているひと」なのじゃないかということ。
WRITER
久住 あゆみ -Kusumi Ayumi-
エッセイスト。大阪府出身、東京都在住。上京後、モデルとして主にCM、広告、ショーなどで活動。結婚、出産後しばらくの休業期間を経てエッセイストとして始動。培ってきた感性や体験を活かし、ジャンルに捉われない様々な分野でエッセイを執筆中。