きれいの手びき #001 〜「水」を味方につける〜

2022.10.22
あなたの美しさをつくりだしている源はなんですか?

おいしいものを食べたり、可憐な花を見たり、ふとした人の優しさに触れたり、はたまた「推し」の動画を見たり……。
朝夕のスキンケアとともに、薄いミルフィーユを重ねるように、心が動く日々の小さな幸せも、きっとその要素になっているのではないでしょうか。

このコラムでは、そんな「美しさの源」になるような、毎日の暮らしで実践できるシンプルなアイデアや、季節のミニ知識をお伝えしていきたいと思います。

選ぶべきは体に浸透する良質な水。

さて、初回は meeth の「美しさの源」である「水」に着目しつつ、私たちと水の関係を紐解いてみたいと思います。

ご存知の通り化粧品の主成分は水。配合した選りすぐりの成分の力を十分に発揮するためにも、使用する水の質へのこだわりは欠かせません。meethがたどり着いた北海道岩内町でとれる海洋深層水は、みなさんの美しさを引き出すためにもっとも適した水。肌がしっとり落ち着くまで、幾度もていねいに浸透させることを大切な基礎ステップにしているのも、この水への信頼があるからこそかもしれません。

では、私たちにとってさらに身近な水である「飲む水」はどうでしょう。同じく体に取り込む「水」は、どんなことに留意すればより健康と美に貢献してくれるでしょうか。

暑さによるノドの渇きにまかせて飲んでいた夏とは違い、気温が下がる秋冬は体を温めたくてコーヒーやお茶などを摂りがち。味があるとつい飲んだ気になりますが、必要な水分量には足りていないことが多いので要注意です。空気が乾燥する、寒いので運動を怠りがち、など冬に近づくこの時期ほど水分摂取には配慮したいものです。

そのための3つの大切なことをお教えしましょう。
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飲み水を効果的に摂る3Tips。

Tip1. 水分補給はノドが渇く前に「こまめに、ゆっくり、少しずつ」

女性は男性より体内に占める水分含有量が5%少ないうえ、加齢によりその水分量が2倍も早く減少します。さらに、ノドが渇いたと感じる感度も鈍る。渇いたと感じなくとも、1時間でコップ1杯など、定期的にリズムを決めて摂取することがポイントです。

Tip2. 適した量と温度を知っておく

水分を摂る量、出す量は各自の運動量や活動域、筋肉や代謝、汗の量などにより差があります。そのバランスを知り、適量を摂ることが大切です。体に合わない大量の水を飲みつづけると、軽度の疲労感、頭痛、嘔吐感やむくみを引き起こします。また、冷たい水は飲み心地がいいのですが、飲んだ水の温度を体が体温にまで高めようとするため、大量のカロリーを消費します。飲むほどに怠さを感じているなら、白湯に変えてみるといいでしょう。

Tip3. 「水滞」にならないように

東洋医学では、「気」「血」「水」という3つの要素が人体を構成すると考えられています。「水」にあたるのは、消化液や分泌液。それらの巡りが悪くなり、老廃物や尿など排出されるべきものが体に留まってしまう状態を、「水滞(水毒)」といいます。原因は主に必要以上に水分を摂る、飲酒、身体を動かさず血流が悪くなる、代謝が落ちている、などがあります。体が重くなり、怠さや冷えを感じるようになったら、無駄な水分を減らし、体を温めるようにしましょう。


今日も、そして明日からの未来にも欠かせないものだからこそ、大切に向き合いたい。体と水のいい関係、これからもつづけていきたいですね。

illustration:Chihiro Yoshii