体をいたわる季節のレシピ - October -
2022.10.24
移ろう季節とともに、ゆらぎ、変化する肌や体。旬の食材をとりいれ、内側からととのえるレシピを、料理家・植松良枝さんに教えてもらいました。
10月 晩秋 - 柿と大根のベトナム風サラダ -
柿に唐辛子をつけて食べるベトナムの食文化にインスピレーションを受けたという、スパイシーなサラダ。冷蔵庫でよく冷やしてから食べるのがおすすめ。
植松さん:だんだんと空気が冷たく、乾燥してくるこの時期。肌の乾燥が気になる方も多いのではないでしょうか。そんな方におすすめしたいのが、柿や大根などのみずみずしい食材。体の中から潤いで満たすことができます。今回は柿にしましたが、りんごなども合いそうです。
___根菜と果物って合うんですね!食べる直前の仕上げにすだちを削るのも、パーティなどで喜ばれそうです。
植松さん:春は甘夏やはっさく、夏から秋にかけてすだち、青ゆず、かぼすなどが出始め、冬にはみかんや柚子や橙(だいだい)……と日本は柑橘の香りで四季の移ろいを感じることができます。すだちは果汁を絞るだけでなく、皮もおろして使うことで、色合いも美しく、秋空のように澄み切った香りを存分に楽しめますよ。
___生姜や唐辛子を使ったパンチのある味を、すだちがさっぱりとまとめ上げてくれるんですね。
___根菜と果物って合うんですね!食べる直前の仕上げにすだちを削るのも、パーティなどで喜ばれそうです。
植松さん:春は甘夏やはっさく、夏から秋にかけてすだち、青ゆず、かぼすなどが出始め、冬にはみかんや柚子や橙(だいだい)……と日本は柑橘の香りで四季の移ろいを感じることができます。すだちは果汁を絞るだけでなく、皮もおろして使うことで、色合いも美しく、秋空のように澄み切った香りを存分に楽しめますよ。
___生姜や唐辛子を使ったパンチのある味を、すだちがさっぱりとまとめ上げてくれるんですね。
レシピ
<材料(2~3人分)>
柿(固めのもの) 1個
大根 2~3センチ
A
すだち 2~3個(絞り汁 約大さじ1)
ヌクマム(ナンプラーでも可) 大さじ1
メープルシロップ 大さじ1
おろししょうが 1片分
一味唐辛子 適量
1. 柿は4等分し、2〜3ミリ厚さに切る。大根も2〜3ミリ厚さの半月または
いちょう切りにし、柿と交互に皿に重ねて食べる直前まで冷蔵庫で冷やしておく。
2. Aを混ぜ合わせ1にかける。
3. 食べる直前にすだちの皮をすりおろす。
スパイシーな味わいが食欲をそそる、前菜にぴったりなサラダの完成!
PROFILE
植松良枝(うえまつ・よしえ)
料理研究家。旬の食材を活かし、季節に寄り添った料理を提案している。料理教室や菜園での野菜づくりも手掛け、幅広く活躍中。著書に『一度は使ってみたい野菜で、何度でもつくりたいレシピ』(プレジデント社 )など。
植松良枝(うえまつ・よしえ)
料理研究家。旬の食材を活かし、季節に寄り添った料理を提案している。料理教室や菜園での野菜づくりも手掛け、幅広く活躍中。著書に『一度は使ってみたい野菜で、何度でもつくりたいレシピ』(プレジデント社 )など。