Skin news #001 - ビタミンA

こんにちは!
meethスタッフの薬剤師、さえこです。

この度連載で記事を出させていただくことになりました♪
今後これが気になる!などリクエストがあればぜひ私のInstagramにDMかコメントをください^^


今回はビタミンAについてお話します。

ビタミンAってなに?

ビタミンAは使ってたほうがいいと良く言われるけど、なんで必要なの?

それは美肌へ導くうれしいはたらきがいっぱいあるから。

① ターンオーバーの乱れを整える
② 皮脂分泌の調整
③ コラーゲンやヒアルロン酸の合成促進
④ 細胞の保護

この作用を見ると、肌荒れや小ジワ、くすみなどの肌悩みやハリ、ツヤなどたくさんのアプローチが期待できそうですよね。
特にエイジングサインが気になる方にはおすすめの成分です。

ビタミンAの種類

化粧品に使われるビタミンAの代表と言えばレチノールが浮かびますよね。
ただ、一概にビタミンAと言っても、化粧品や医薬品によく使われるビタミンAの種類はたくさんあります。

・レチノール
・レチナール
・レチノイン酸
・バクチオール

レチノール、レチナールは共に肌で酵素による代謝を受け、レチノイン酸となり肌に作用していきます。そのため代謝を受けずそのまま作用するレチノイン酸が1番作用が大きく、医薬品として扱われています。

バクチオールはレチノールと同じような作用をするけど異なるもので、植物由来の”第二のレチノール”や”次世代レチノール”と呼ばれる成分です。さらに抗炎症作用や抗菌作用も併せ持ちます。

ビタミンAの注意点

ビタミンAは、一般的に光や熱などに弱く不安定な性質があります。
そしてターンオーバーの亢進(こうしん)で薄くなった肌は特に紫外線などのダメージを受けやすく敏感になっているため、紫外線対策を徹底することが必須です。

また、ビタミンAは副反応が怖いイメージがある方は多いと思います。
よく知られている副反応として「ビタミンA反応」だったり「レチノイド反応」と呼ばれる反応があります。赤みや皮むけ、乾燥、ヒリヒリ感、ほてりなどの症状が出る反応のことです。これは、ビタミンAによる肌のターンオーバーが亢進されることで起きるよくある反応ですが、これがあるとビタミンAに挑戦するのはかなり勇気がいります。

一番の注意点は妊娠中の方。
トレチノイン酸が催奇形性を持つため、妊娠中の方には禁忌になっています。レチノールやレチナールは禁忌ではないのですが個人的にはおすすめはしません。

そこでそんな悩みを解決してくれるのが次世代レチノールのバクチオール。
光や熱に強いため、日中でも使用できる。
ビタミンA反応も起きにくいとされています。更に、妊娠中でも使えるのです。
比較的どんな肌タイプの方にも使いやすいと思います。


なかなかビタミンAに手を出せなかった方、バクチオールから取り入れてみるのはいかがですか?
WRITER
Kono Saeko
meethではたらく薬剤師。
主に商品企画・開発や品質管理を担当。
化粧品成分上級スペシャリスト、化粧品検定一級、薬機法管理者、宅建士の資格を持つ。