meeth美肌辞典 - ビタミンK

みなさん、こんにちは。
meethラボスタッフの中井です。

今回で、第8回目となる美肌辞典。
今回は、”ビタミンK”についてお話します!

ビタミンK、あまり聞き馴染みのないビタミンかもしれません。
これまで、ビタミンAから順番にお話していましたが、今回で一旦ビタミンについてはおしまいです。

ビタミンKは脂溶性のビタミンです。
脂溶性ビタミンは、ビタミンA・ビタミンD、ビタミンE、ビタミンKで、“DAKE(だけ)” と覚えてください。(笑)

ビタミンの最初の記事で、発見された順番からA、B、Cと名付けられたとお話しましたが、ビタミンKは「Koagulation」(凝固)の頭文字を取ってビタミンKと名付けられました。

天然に存在するビタミンKは2種類あり、植物によってつくられる『ビタミンK1』と、微生物によってつくられる『ビタミンK2』があります。
ビタミンK1は『フィロキノン』、ビタミンK2は『メナキノン』と呼ばれています。

ビタミンKの特徴の一つとして、血液を凝固させる働きがあります。
健康面の観点から少しお話すると、加齢やホルモンの減少などによって、骨密度が減っていきます。
骨密度が減ってしまうと、骨粗鬆症になる可能性が....!怖いですね。
少しでも長く、健康で元気な身体で過ごすためには、骨が丈夫なことがとても大切です。
ビタミンDも骨も生成に関わってくる栄養素なので、ぜひ併せて摂取してください。
それでは美容の観点から。

ビタミンKは、なんと!!
お悩みの方もおおいであろう、『赤ら顔』と『くま』に効果的なのです!

お肌の赤み・赤ら顔の原因のひとつとして、毛細血管の拡張があげられます。
ビタミンKは、毛細血管の拡張を抑制し、血液が滞ることを防いでくれる働きがあります。

睡眠不足やストレス、目を酷使することによって起こる、血行不良によるクマも目立ちにくくなります。

お肌全体の血流を促してくれることで、血色の良いいきいきしたお肌になります。

さらに、ビタミンKは紫外線によるメラニンの生成を抑制する効果と、メラノサイトの活性を抑制する効果があります。わかりやすく簡単にいうと、シミをそもそも作らないようにするk働きとできてしまったシミが濃くならないようにする働きがあるのです!
こまめに日焼け止めを塗っていても紫外線が多い日だったり、たくさん汗をかいた日は、どうしても100%紫外線を防ぐことは難しいですよね。
そんなときはぜひビタミンKを接種してください。
紫外線によるメラニンの生成を抑制し、メラノサイトの活性を抑制することで、色素沈着の予防にもなります。

お肌の血流を循環させ、色素沈着を防ぐことで、肌の透明感や均一性を高めることができます。
また、ビタミンKは、もともと傷を修復するのに使用されていた栄養素で、お肌のバリア機能を高め、ダメージを受けた肌の修復をサポートする役割があります。
この観点からも赤みや炎症に効果的といえます。
バリア機能を高めることで、お肌の水分保持力も高めてくれるので、乾燥によるお肌トラブルも防いでくれます。

美容医療などでもダウンタイムを短縮させたい方にもオススメの栄養素です。

最後に、ビタミンKを過剰摂取しても、健康被害は特にありません。
何に含まれているのかと言うと、緑葉野菜や、緑茶、納豆、海藻類などに豊富にふくまれています。日常生活に取り入れやすい食材ばかりなので、ぜひ毎日の食事に取り入れてみてください!

他の栄養素も含めて、バランスの取れた摂取を心がけてくださいね!
WRITER
Rinoko Nakai
大阪出身。大学で化学を専攻しており、meeth入社を機に上京。 touch up lab スタッフとして働きながら、meethの商品開発にも携わっています。 美肌を支えるスキンケアアイテムをたくさん開発したいです。 美容とワインが好き。