

meeth美肌辞典 - ペプチド
2024.08.01
みなさん、こんにちは。
meethラボスタッフの中井です。
今回で、第11回目となる美肌辞典。
本日は美容好きの方にはおなじみのペプチドについてご紹介いたします。
ペプチドとは、アミノ酸が数個から数十個程度結合した短い鎖状の分子です。
保湿力に優れているため、シワ改善やハリ・ツヤを増加してくれるエイジングケアに適した成分です。
コラーゲン生成の促進や抗酸化作用もあります。
ここでちらっと、よく美容に関して耳にするアミノ酸やタンパク質、ペプチドの違いを簡単に説明します。
アミノ酸は、タンパク質を構成する最小の単位です。20種類の異なるアミノ酸が、様々な組み合わせでつながることでタンパク質が形成されます。
一般的に50個未満のアミノ酸が結合したものがペプチドと呼ばれており、タンパク質は50個以上のアミノ酸が結合した長い鎖状の高分子で、ペプチドよりもはるかに大きな分子量です。
つまり、アミノ酸がペプチド、さらにペプチドが結合してタンパク質になります。
ではペプチドの話に戻ります。
まずは保湿の観点から。
皮膚は大きく分けて表皮と真皮の2層から構成されています。
表皮の最外層である角質層に天然保湿因子(NMF)が存在しており、NMFは、細胞内の水分や周囲に存在する水分を抱え込み、長時間保持するはたらきがあります。
NMFはお肌に潤いを与えるために欠かせないすごく大切な成分ですが、その50%以上がアミノ酸で構成されています。
ペプチド自体が皮膚の保湿成分であるNMFの原料になるため、ペプチドを供給することで保湿力が高まるのです。
また、ペプチドは低分子(分子量が小さい=小さい)なので、角質層の隙間に浸透しやすく、NMFと同じ働きをして角質層内部の水分を保持する作用があります。
加齢や乾燥・紫外線・摩擦ダメージによって失われるNMFを補ってくれます。
meethラボスタッフの中井です。
今回で、第11回目となる美肌辞典。
本日は美容好きの方にはおなじみのペプチドについてご紹介いたします。
ペプチドとは、アミノ酸が数個から数十個程度結合した短い鎖状の分子です。
保湿力に優れているため、シワ改善やハリ・ツヤを増加してくれるエイジングケアに適した成分です。
コラーゲン生成の促進や抗酸化作用もあります。
ここでちらっと、よく美容に関して耳にするアミノ酸やタンパク質、ペプチドの違いを簡単に説明します。
アミノ酸は、タンパク質を構成する最小の単位です。20種類の異なるアミノ酸が、様々な組み合わせでつながることでタンパク質が形成されます。
一般的に50個未満のアミノ酸が結合したものがペプチドと呼ばれており、タンパク質は50個以上のアミノ酸が結合した長い鎖状の高分子で、ペプチドよりもはるかに大きな分子量です。
つまり、アミノ酸がペプチド、さらにペプチドが結合してタンパク質になります。
ではペプチドの話に戻ります。
まずは保湿の観点から。
皮膚は大きく分けて表皮と真皮の2層から構成されています。
表皮の最外層である角質層に天然保湿因子(NMF)が存在しており、NMFは、細胞内の水分や周囲に存在する水分を抱え込み、長時間保持するはたらきがあります。
NMFはお肌に潤いを与えるために欠かせないすごく大切な成分ですが、その50%以上がアミノ酸で構成されています。
ペプチド自体が皮膚の保湿成分であるNMFの原料になるため、ペプチドを供給することで保湿力が高まるのです。
また、ペプチドは低分子(分子量が小さい=小さい)なので、角質層の隙間に浸透しやすく、NMFと同じ働きをして角質層内部の水分を保持する作用があります。
加齢や乾燥・紫外線・摩擦ダメージによって失われるNMFを補ってくれます。

また、ペプチドはコラーゲンやエラスチンの生成を促進してくれることから、お肌のハリ・弾力を出してくれます。
真皮はコラーゲンやエラスチンなどの線維芽細胞によって産生される細胞外マトリックスから構成されていおり、
ペプチドが真皮層の線維芽細胞にアプローチすることによって、特定のペプチド配列が線維芽細胞の受容体と結合し、細胞内でコラーゲン生合成に関わる一連の反応が促進されるのです。
ちなみにペプチドには、その構造や由来、働きによっていくつかの種類があって、
・構造によるペプチド(アミノ酸が直線状に結合した単純な構造のリンカーペプチドや、環状に結合した構造で安定性が高いサイクリックペプチド)
・由来によるペプチド(植物から抽出された植物由来ペプチド、動物の組織や分泌物から得られる動物由来ペプチド、化学的に人工合成された合成ペプチド)
・働きによるペプチド(細胞内外のシグナル伝達に関与するシグナルペプチド、酵素として特定の反応の触媒的役割をする酵素ペプチド、病原体から体を守る抗菌作用を持つ抗菌ペプチド、コラーゲン生成促進や抗酸化作用で肌を整える皮膚ペプチド)
などがあります。
美容の観点からは主に、植物由来の機能性ペプチドや、コラーゲン生成を促進する皮膚ペプチドなどが使われています。
真皮はコラーゲンやエラスチンなどの線維芽細胞によって産生される細胞外マトリックスから構成されていおり、
ペプチドが真皮層の線維芽細胞にアプローチすることによって、特定のペプチド配列が線維芽細胞の受容体と結合し、細胞内でコラーゲン生合成に関わる一連の反応が促進されるのです。
ちなみにペプチドには、その構造や由来、働きによっていくつかの種類があって、
・構造によるペプチド(アミノ酸が直線状に結合した単純な構造のリンカーペプチドや、環状に結合した構造で安定性が高いサイクリックペプチド)
・由来によるペプチド(植物から抽出された植物由来ペプチド、動物の組織や分泌物から得られる動物由来ペプチド、化学的に人工合成された合成ペプチド)
・働きによるペプチド(細胞内外のシグナル伝達に関与するシグナルペプチド、酵素として特定の反応の触媒的役割をする酵素ペプチド、病原体から体を守る抗菌作用を持つ抗菌ペプチド、コラーゲン生成促進や抗酸化作用で肌を整える皮膚ペプチド)
などがあります。
美容の観点からは主に、植物由来の機能性ペプチドや、コラーゲン生成を促進する皮膚ペプチドなどが使われています。

たとえば、
アセチルヘキサペプチド-8は塗るボトックスとも呼ばれ、抗シワ効果があったり、
セチルテトラペプチド-2はハリ・引き締め、グリシルグリシンは炎症による毛穴の開きを抑えてくれる効果があります。
その他にも、保湿や抗シワ、炎症などの様々なお肌悩みにアプローチするペプチドがたくさん存在しており、アプローチ方法も異なるため、ぜひ気になる成分を調べてみてください♪
また、ペプチドは髪にも効果があります。
髪の毛は約80~90%がタンパク質で構成されており、そのうちの約90%はケラチンが占めているといわれています。
ケラチンもアミノ酸が結合したペプチドからできているので、ペプチドの補給が美髪に繋がります。
お肌だけでなく、髪にハリ・ツヤがあることは、エイジングケアのポイントでもあるので髪にも取り入れていきたい成分です。
アセチルヘキサペプチド-8は塗るボトックスとも呼ばれ、抗シワ効果があったり、
セチルテトラペプチド-2はハリ・引き締め、グリシルグリシンは炎症による毛穴の開きを抑えてくれる効果があります。
その他にも、保湿や抗シワ、炎症などの様々なお肌悩みにアプローチするペプチドがたくさん存在しており、アプローチ方法も異なるため、ぜひ気になる成分を調べてみてください♪
また、ペプチドは髪にも効果があります。
髪の毛は約80~90%がタンパク質で構成されており、そのうちの約90%はケラチンが占めているといわれています。
ケラチンもアミノ酸が結合したペプチドからできているので、ペプチドの補給が美髪に繋がります。
お肌だけでなく、髪にハリ・ツヤがあることは、エイジングケアのポイントでもあるので髪にも取り入れていきたい成分です。
Rinoko Nakai
大阪出身。大学で化学を専攻しており、meeth入社を機に上京。
touch up lab スタッフとして働きながら、meethの商品開発にも携わっています。
美肌を支えるスキンケアアイテムをたくさん開発したいです。
美容とワインが好き。
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