お肌の相談所「たるみについて」-前編-

みなさま、こんにちは。お肌の相談所もいよいよ5回目となりました。
今回のテーマは「たるみ」についてです。

まず前編では、たるみの種類と原因についてお話していきます!
よく耳にするたるみ。どんな種類があるのでしょうか。
順番にみていきましょう。
1.二重あご
顔のたるみといえば思いつく状態の1つが「二重あご」。
太ってもいない、もしくはむしろ以前よりも痩せているのに二重あごが気になってきたら、顔のたるみによりあごの肉が下がってしまったことを疑う必要があるかもしれません。

2.口角の下がり
なるべく口角を上げるように気をつけていても、ふとしたときにどうしても下がってしまうようなら、顔のたるみが口角を下げてしまっている可能性があります。

3.ミッドチークライン(ゴルゴ線)
目の下から始まり、頬の真ん中を横切って顔に影のような線が見えてしまうことを「ミッドチークライン」と呼びますが、その特徴で知られる漫画の主人公の名を取って「ゴルゴ線」とも呼ばれます。

4.額の下がり
額の生え際のラインが下がって見え、額の表面にもハリやツヤがなくなってきたと感じることはありませんか?実はそれも、筋肉や皮膚の弾力が奪われることで起こる、顔の脂肪によるたるみの一種です。

5.ほうれい線
小鼻から口角まで伸びているしわがほうれい線と呼ばれ、頬のたるみが原因でできます。

6. 目の下のたるみ
目の下の筋肉が衰え、眼球の下にある脂肪が落ちていくことで、目の下がたるみ、クマのように見ます。

7.まぶたのたるみ
加齢とともに、目を開く為の筋肉が衰え、目が開き難くなったり、小さく見えたりします。

たるみと一言にいってもこんなにも種類があるなんて、驚きですよね。

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では次に、たるみの原因を探っていきましょう。

顔・頬のたるみの原因には、大きく分けて「乾燥や紫外線によるコラーゲンの衰え・減少」「筋力の低下」「むくみと脂肪の増加」の3つがあげられます。

\ 原因1 / 乾燥
肌の弾力やハリを支えているのは、真皮層にあるコラーゲンです。肌が乾燥してバリア機能が低下したり、加齢でターンオーバーが乱れたりすることで、コラーゲンを産生する力の衰えや、量の減少、質の劣化がおこり、表皮を支えきれず「たるみ」が生じてしまいます。


\ 原因2 / 紫外線
紫外線を浴びると、肌の表面が軽いやけどを負った日焼け状態になります。さらに、紫外線の影響が肌の奥の真皮層にまで到達し、肌のハリを保つためのコラーゲンを破壊してしまうのです。そのため、肌が硬くこわばり、弾力が失われてしまいます。その結果、たるみが生じてしまうのです。このような紫外線による肌への影響は「光老化」と呼ばれています。


\ 原因3 / 筋力の低下
加齢によって体の筋肉が衰えてしまうように、顔の表情筋も使わないままだと徐々に衰え、さらに重力により「たるみ」を生む原因となります。
顔の表情筋は真皮層の奥でつながっており、実に40種類以上もあると言われています。しかし、たくさんある表情筋のうち使われているのは30%程度。残りの70%は日常的に動かしていないと言われています。


\ 原因4 /むくみと脂肪の増加
血流やリンパの流れが滞ってしまうとむくみが生じます。むくみは真皮層の組織の機能低下を招くため、「たるみ」を助長する原因となるのです。
また、たるみは脂肪が多いところから生じると言われています。たとえば、急激に太ると顔の皮下脂肪が増えるので皮膚や筋肉を支える力が低下し、たるみの発生につながります。


いかがでしたか?
たるみの種類も原因もさまざまですが、予防することは可能です。

少しでもたるみを抑えていきたい!たるみの改善方法が知りたい!という方へ
次回はたるみの予防法や改善法について触れていきます。
ぜひ次回もご覧ください♪
WRITER
Hirashima Saki
薬剤師。meethでは商品開発に携わる。大学では薬による体内への影響を研究し、体の仕組みに詳しい。 meeth製品で10年来の肌荒れがみるみるうちに改善したことから、入社を決意。肌荒れに苦しむひとを一人でも減らすことが目標。